漢文 原文
[1] 魏之学者公孫、博覧強記、自謂二無所レ不知一。聞二山中有一レ隠者一、其智出レ衆。公孫不レ信、乃往訪レ之。見レ隠者、坐二巌上一、静観二流泉一。
[2] 公孫問曰、「先生知二天下之事一。僕有レ疑。天之星、其数幾何。地之穀、其種幾何。」隠者笑曰、「吾不レ知レ数レ星、不レ知レ種レ穀。吾惟知二観レ水而知レ源、観レ木而知レ根一。是、知之本也。」
[3] 公孫又問、「然則、知之本、果何物也。」隠者指レ心曰、「夫知之本、非レ在レ外、乃在レ内。知レ事而不知レ理、未レ足レ為レ知也。」公孫不能レ対、悵然辞去。後、棄二其所レ学一、而学二養心之道一。
補助資料
表:公孫と隠者の「知」に対する考え方の比較
| 公孫の考える「知」 | 隠者の考える「知」 | |
|---|---|---|
| 対象 | 天下の事象(星の数、穀物の種類など) | 物事の根源・道理 |
| 方法 | 多くの事柄を記憶・暗記すること(博覧強記) | 内面を見つめ、物事の本質を悟ること |
| 評価 | 知識の量が多いことをもって「知」とする | 道理を理解してこそ真の「知」とする |
【注1】博覧強記(はくらんきょうき):広く書物を読み、よく記憶していること。
【注2】幾何(いくばく):どれほどの数か。
【注3】理(り):物事の根本にある道理、法則。
【注4】未だ…に足らず(いまだ…にたらず):再読文字。「まだ〜する価値がない」「〜するほどのものではない」。
傍線部「吾不知数星、不知種穀」とあるが、隠者はなぜ公孫の質問にこのように答えたのか。その意図として最も適切なものを一つ選べ。
傍線部「未知足為知也」の書き下し文と解釈として、最も適切なものを一つ選べ。
本文と補助資料の表の内容に照らして、公孫が最初にかかえていた問題点として最も適切なものを一つ選べ。
隠者が「知之本(知の本質)」について述べた内容を、以下のA〜Dを並べ替えて論理的に再構成する場合、その順序として最も適切なものを一つ選べ。
論理の構成要素:
漢文 原文
[1] 魏之学者公孫、博覧強記、自謂二無所レ不知一。聞二山中有一レ隠者一、其智出レ衆。公孫不レ信、乃往訪レ之。見レ隠者、坐二巌上一、静観二流泉一。
[2] 公孫問曰、「先生知二天下之事一。僕有レ疑。天之星、其数幾何。地之穀、其種幾何。」隠者笑曰、「吾不レ知レ数レ星、不レ知レ種レ穀。吾惟知二観レ水而知レ源、観レ木而知レ根一。是、知之本也。」
[3] 公孫又問、「然則、知之本、果何物也。」隠者指レ心曰、「夫知之本、非レ在レ外、乃在レ内。知レ事而不知レ理、未レ足レ為レ知也。」公孫不能レ対、悵然辞去。後、棄二其所レ学一、而学二養心之道一。
補助資料
表:公孫と隠者の「知」に対する考え方の比較
| 公孫の考える「知」 | 隠者の考える「知」 | |
|---|---|---|
| 対象 | 天下の事象(星の数、穀物の種類など) | 物事の根源・道理 |
| 方法 | 多くの事柄を記憶・暗記すること(博覧強記) | 内面を見つめ、物事の本質を悟ること |
| 評価 | 知識の量が多いことをもって「知」とする | 道理を理解してこそ真の「知」とする |
【注1】博覧強記(はくらんきょうき):広く書物を読み、よく記憶していること。
【注2】幾何(いくばく):どれほどの数か。
【注3】理(り):物事の根本にある道理、法則。
【注4】未だ…に足らず(いまだ…にたらず):再読文字。「まだ〜する価値がない」「〜するほどのものではない」。
傍線部「吾不知数星、不知種穀」とあるが、隠者はなぜ公孫の質問にこのように答えたのか。その意図として最も適切なものを一つ選べ。
傍線部「未知足為知也」の書き下し文と解釈として、最も適切なものを一つ選べ。
本文と補助資料の表の内容に照らして、公孫が最初にかかえていた問題点として最も適切なものを一つ選べ。
隠者が「知之本(知の本質)」について述べた内容を、以下のA〜Dを並べ替えて論理的に再構成する場合、その順序として最も適切なものを一つ選べ。
論理の構成要素: