漢文 原文
昔、宋有レ王。好二奢靡一。欲レ示二其富於天下一。乃召一賢者一曰、「吾欲レ建二一高楼一。汝其為レ我計レ之。」賢者対曰、「承知。」即画二奇巧之図一。竭二国力一。民多苦レ之。
後、王又召一愚者一問レ之。愚者不レ肯、諫曰、「今民痩而国虚。歳将レ飢。臣謂、不レ可レ築レ楼。宜レ開二倉廩一、備二凶作一。」王怒、以為レ愚者不レ遜、遂黜レ之。後数年、果大飢。民多流亡。王乃悔曰、「真ノ賢者、非レ飾レ言者。乃能憂レ国者也。」
書き下し文
昔、宋に王有り。奢靡を好む。其の富を天下に示さんと欲す。乃ち賢者を召して曰はく、「吾高楼を建てんと欲す。汝其れ我が為に之を計らへ。」と。賢者対へて曰はく、「承知せり。」と。即ち奇巧の図を画き、国力を竭くす。民多く之に苦しむ。
後、王又愚者を召して之に問ふ。愚者肯ぜず、諫めて曰はく、「今民痩せて国虚し。歳将に飢えんとす。臣謂へらく、楼を築くべからず。宜しく倉廩を開き、凶作に備ふべし。」と。王怒り、以て愚者は不遜なりと為し、遂に之を黜く。後数年にして、果たして大いに飢う。民多く流亡す。王乃ち悔いて曰はく、「真の賢者とは、言を飾る者に非ず。乃ち能く国を憂ふる者なり。」と。
【注1】奢靡(しゃび):贅沢で華やかなこと。
【注2】肯ぜず(がえんぜず):承知しない。同意しない。
【注3】倉廩(そうりん):穀物倉。
【注4】黜く(しりぞく):官職から退けること。
補助資料
表:賢者と愚者の提案
| 人物 | 提案内容 | 王の反応 |
|---|---|---|
| 賢者 | 華麗で技巧的な高楼の設計図を提出。 | 満足して採用。 |
| 愚者 | 凶作に備え、穀物倉を開放することを提案。 | 怒り、退ける。 |
傍線部「汝其為我計之」の解釈として最も適切なものを一つ選べ。
傍線部「歳将飢」の「将」の働きと読み方についての説明として、最も適切なものを一つ選べ。
本文と補助資料の内容に基づき、群I(人物)と群II(その人物に対する本文の記述)の最も適切な組合せを一つ選べ。
群I(人物)
群II(記述)
傍線部「真ノ賢者」が指す人物と、その理由の説明として最も適切なものを一つ選べ。
この文章全体の主題として最も適切なものを一つ選べ。
漢文 原文
昔、宋有レ王。好二奢靡一。欲レ示二其富於天下一。乃召一賢者一曰、「吾欲レ建二一高楼一。汝其為レ我計レ之。」賢者対曰、「承知。」即画二奇巧之図一。竭二国力一。民多苦レ之。
後、王又召一愚者一問レ之。愚者不レ肯、諫曰、「今民痩而国虚。歳将レ飢。臣謂、不レ可レ築レ楼。宜レ開二倉廩一、備二凶作一。」王怒、以為レ愚者不レ遜、遂黜レ之。後数年、果大飢。民多流亡。王乃悔曰、「真ノ賢者、非レ飾レ言者。乃能憂レ国者也。」
書き下し文
昔、宋に王有り。奢靡を好む。其の富を天下に示さんと欲す。乃ち賢者を召して曰はく、「吾高楼を建てんと欲す。汝其れ我が為に之を計らへ。」と。賢者対へて曰はく、「承知せり。」と。即ち奇巧の図を画き、国力を竭くす。民多く之に苦しむ。
後、王又愚者を召して之に問ふ。愚者肯ぜず、諫めて曰はく、「今民痩せて国虚し。歳将に飢えんとす。臣謂へらく、楼を築くべからず。宜しく倉廩を開き、凶作に備ふべし。」と。王怒り、以て愚者は不遜なりと為し、遂に之を黜く。後数年にして、果たして大いに飢う。民多く流亡す。王乃ち悔いて曰はく、「真の賢者とは、言を飾る者に非ず。乃ち能く国を憂ふる者なり。」と。
【注1】奢靡(しゃび):贅沢で華やかなこと。
【注2】肯ぜず(がえんぜず):承知しない。同意しない。
【注3】倉廩(そうりん):穀物倉。
【注4】黜く(しりぞく):官職から退けること。
補助資料
表:賢者と愚者の提案
| 人物 | 提案内容 | 王の反応 |
|---|---|---|
| 賢者 | 華麗で技巧的な高楼の設計図を提出。 | 満足して採用。 |
| 愚者 | 凶作に備え、穀物倉を開放することを提案。 | 怒り、退ける。 |
傍線部「汝其為我計之」の解釈として最も適切なものを一つ選べ。
傍線部「歳将飢」の「将」の働きと読み方についての説明として、最も適切なものを一つ選べ。
本文と補助資料の内容に基づき、群I(人物)と群II(その人物に対する本文の記述)の最も適切な組合せを一つ選べ。
群I(人物)
群II(記述)
傍線部「真ノ賢者」が指す人物と、その理由の説明として最も適切なものを一つ選べ。
この文章全体の主題として最も適切なものを一つ選べ。