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二次不等式をグラフから解く
放物線がx軸より上か下かを見て、二次不等式の解を求めます。
この教材でできるようになること
- 二次不等式を、放物線がx軸より上または下にある範囲として捉えられる
- 不等号に等号があるかを確認し、境界を解に含めるか判断できる
- 放物線の向きや判別式が変わっても、グラフから解の範囲を判断できる
1
まず、x軸より上か下かを読む
を考えます。グラフは でx軸と交わります。
- は、グラフが x軸より上 にある範囲です。
- は、グラフが x軸より下 にある範囲です。
グラフを読み込み中...
下に凸の放物線 f(x)=x²−4x+3。x=1とx=3でx軸と交わり、2つの交点の外側ではx軸より上、内側ではx軸より下にある。
| 不等式 | グラフで見る場所 | 解 |
|---|---|---|
x軸より上 | または | |
x軸より下 |
2
等号があれば、x軸との交点を含める
境界の では です。不等号に「」が付くかどうかで、境界を解に含めるかが決まります。
| 不等式 | 解 | 境界 |
|---|---|---|
| 含めない | ||
| 含める | ||
| 含めない | ||
| 含める |
3
上に凸なら、正と負の範囲が入れ替わる
は上に凸で、同じ でx軸と交わります。今度は交点の 内側がx軸より上、外側がx軸より下です。
グラフを読み込み中...
上に凸の放物線 g(x)=−x²+4x−3。x=1とx=3の内側ではx軸より上、外側ではx軸より下にある。
4
接する・交わらない場合も、x軸との位置で考える
共有点が2個ない場合も考え方は同じです。
- はx軸に接し、常に です。
- はx軸より上にあり、常に です。
グラフを読み込み中...
h(x)=(x−2)²はx=2でx軸に接し、それ以外ではx軸より上にある。k(x)=(x−2)²+1は全体がx軸より上にあり、x軸と交わらない。
| 不等式 | 解 |
|---|---|
すべての実数 | |
解なし | |
すべての実数 | |
すべての実数 | |
解なし | |
解なし |
5
例題:上に凸の二次不等式を解く
- 1
を解きます。まず左辺を因数分解して、x軸との交点を求めます。
- 2
左辺が になるのは です。グラフは上に凸なので、x軸より上にあるのは2つの交点の内側です。
- 3
不等号は なので、左辺が になる境界の も解に含めます。
6
交点とグラフから解の範囲を決める
を解きます。2つの境界と、正しい解の範囲を答えましょう。
7
二次不等式のまとめ
左辺を として、 の解からx軸との共有点を求める
はx軸より上、 はx軸より下の範囲を読む
や なら境界を含め、 や なら境界を含めない
共有点が1個や0個の場合も、グラフ全体がx軸のどちら側にあるか確認する
仕上げ
確認問題
確認問題に合格するとこの単元を完了します。