未開始約10分
ネットワークの役割と障害箇所を追う
名前解決・送信・受信を区別し、記録からどの段階で失敗したか判断します。
この教材でできるようになること
DNSとメールサーバの役割を分ける
到達と受信者の確認を区別する
ログの範囲内で障害箇所を判断する
1
考え方と手順
ネットワークの問題では、用語を見て即答するより、処理の順番を追います。DNSは名前と接続先の情報を対応させる仕組みです。メールでは送信側のサーバから宛先側のサーバへ配送し、宛先側で受信者の存在などを確認します。サーバへ到達したこと、メールが保存されたこと、人が読んだことは別です。
通信の失敗には名前解決、接続、宛先の確認など複数の段階があります。ログに「接続成功」とあれば、その処理より前だけを原因と断定するのは不適切です。一方で、記録のない別の通信まで正常だとは断定できません。問題に示された構成と記録を優先しましょう。
2
例題
送信サーバSから受信サーバRへの記録が「名前解決成功→接続成功→宛先アカウントなし」でした。宛先アカウントの有無はRが確認します。
問い:今回どの段階まで成功し、どこで配送できないと分かったでしょうか? 受信者がメールを読んだといえるでしょうか?
3
解答と考え方
- 1
解答:名前解決とSからRへの接続は成功し、Rによる宛先アカウントの確認で失敗しています。受信者が読んだとはいえません。
- 2
名前解決とサーバ間の接続は今回成功している。
- 3
宛先アカウントの有無は受信サーバRが管理する情報である。
- 4
宛先を確認し直すべきで、受信者が既読にしたとはいえない。
4
別の条件で試す
ログが「DNS応答なし」で止まっています。まず確認する段階は?
条件と処理の意味を確かめて選びましょう。
5
確認問題の前に
DNSとメールサーバの役割を分ける
到達と受信者の確認を区別する
ログの範囲内で障害箇所を判断する
仕上げ
確認問題
確認問題に合格するとこの単元を完了します。