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箱ひげ図・四分位範囲・外れ値

データを四分位数で4つに分け、箱ひげ図から散らばりや外れ値の候補を読み取ります。

この教材でできるようになること

  • データを小さい順に並べ、第1四分位数・中央値・第3四分位数を求められる

  • 箱ひげ図の箱・ひげ・中央値が表す値を説明できる

  • 四分位範囲から外れ値の候補を判断できる

1

データを小さい順に並べて4つに分ける

四分位数は、データを小さい順に並べて4等分する境界です。Q1Q_1 を第1四分位数、Q2Q_2 を中央値、Q3Q_3 を第3四分位数といいます。

データ 1,2,3,4,5,6,71,2,3,4,5,6,7 では、中央値 44 を除いた下半分 1,2,31,2,3 の中央値が Q1=2Q_1=2、上半分 5,6,75,6,7 の中央値が Q3=6Q_3=6 です。

Q1=2,Q2=4,Q3=6,IQR=Q3Q1=4Q_1=2,\qquad Q_2=4,\qquad Q_3=6,\qquad \mathrm{IQR}=Q_3-Q_1=4

2

箱は中央50%、ひげはデータの広がりを表す

箱の左端が Q1Q_1、箱の中の線が中央値、右端が Q3Q_3 です。箱の長さが四分位範囲 IQR\mathrm{IQR} なので、箱が長いほど中央50%のデータが散らばっています。

グラフを読み込み中…

1から7までのデータについて、箱の左端が第1四分位数2、中央線が中央値4、右端が第3四分位数6であることを示す横向きの箱ひげ図。

3

四分位範囲の1.5倍で外れ値の候補を調べる

  1. 1

    データ 2,3,4,5,6,7,202,3,4,5,6,7,20 では、Q1=3Q_1=3Q3=7Q_3=7 です。

    IQR=Q3Q1=73=4\mathrm{IQR}=Q_3-Q_1=7-3=4

  2. 2

    境界までの幅として、四分位範囲の 1.51.5 倍を先に求めます。

    1.5IQR=1.5×4=61.5\mathrm{IQR}=1.5\times4=6

  3. 3

    外れ値の候補を判定する下側・上側の境界を求めます。

    Q11.5IQR=36=3,Q3+1.5IQR=7+6=13Q_1-1.5\mathrm{IQR}=3-6=-3,\qquad Q_3+1.5\mathrm{IQR}=7+6=13

  4. 4

    20>1320>13 なので、2020 は外れ値の候補です。「必ず誤った値」という意味ではなく、他の値から大きく離れた観測値として確認します。

4

四分位範囲と上側の境界を求める

データ 1,2,3,4,5,6,71,2,3,4,5,6,7 について、四分位範囲と外れ値判定の上側の境界を求めてください。

Q1=2,Q3=6Q_1=2,\quad Q_3=6

5

条件を1つ変えて、前の境界を再利用する

前問のデータで最大値 77 だけを 2020 に変えます。前問で求めた上側の境界と比較して、2020 が外れ値の候補になるか選んでください。

20?Q3+1.5IQR20\mathrel{?}Q_3+1.5\mathrm{IQR}

20の判定
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箱ひげ図と外れ値の振り返り

  • 四分位数を求める前に、データを小さい順に並べる

  • 四分位範囲は IQR=Q3Q1\mathrm{IQR}=Q_3-Q_1 で、中央50%の散らばりを表す

  • Q11.5IQRQ_1-1.5\mathrm{IQR} 未満、または Q3+1.5IQRQ_3+1.5\mathrm{IQR} より大きい値は外れ値の候補

  • 箱ひげ図だけから平均値・データ数・元のデータすべては分からない

  • 外れ値の候補を機械的に削除せず、理由を確認する

仕上げ

確認問題

確認問題に合格するとこの単元を完了します。

合格ラインを読み込み中