未開始11

円の性質

円周角、内接四角形、接線と弦の関係を図から見抜き、角度の条件を整理します。

この教材でできるようになること

  • 同じ弧に対する円周角が等しいことを図から判断できる

  • 円に内接する四角形の対角の和を使って角度を求められる

  • 接弦定理を使う角を、接点と弦から正しく選べる

1

同じ弧を見込む円周角は等しい

円周上の点 P,QP,Q を結ぶ弧 PQPQ を、円周上の点 A,BA,B から見込むとき、同じ側にある円周角は等しくなります。

PAQ=PBQ\angle PAQ=\angle PBQ

角の頂点だけを見るのではなく、角の2本の辺が円周上のどの2点へ向かうかを確認します。

グラフを読み込み中…

円周上の点AとBを弦PQの同じ側に置き、AとBからP、Qをそれぞれ結んで、同じ弧PQに対する円周角が等しいことを示す図。

2

内接四角形では向かい合う角の和が180°

A+C=180,B+D=180\angle A+\angle C=180^\circ,\qquad \angle B+\angle D=180^\circ

四角形 ABCDABCD の4頂点が同じ円周上にあるとき、対角の和は 180180^\circ です。また、外角はその向かい側の内角と等しくなります。

グラフを読み込み中…

円に内接する四角形ABCDで、角Aをα、向かい合う角Cを180度引くαと示し、辺BCを点Eまで延長して角Cの外角が角Aと等しいことを示す図。

図で見つけた条件

使う関係

同じ弧を見込む2つの円周角

2つの角は等しい

円に内接する四角形

対角の和は 180180^\circ

内接四角形の外角

向かい側の内角と等しい

3

接弦定理では「接線と弦がつくる角」を見る

  1. 1

    円の接点を PP、接線上の点を TT、円周上の別の点を QQ とします。接線 PTPT と弦 PQPQ がつくる角に注目します。

    TPQ=PRQ\angle TPQ=\angle PRQ

  2. 2

    右辺の PRQ\angle PRQ は、弦 PQPQ を円周上の点 RR から見込む円周角です。

  3. 3

    図では、オレンジ色の接線 PTPT と弦 PQPQ がつくる角が、青色の2辺でできる円周角 PRQ\angle PRQ と等しくなります。

    グラフを読み込み中…

    円の左端の接点Pに接線PTを引き、弦PQと、円周上の点Rから弦PQを見込む角PRQを示して、接弦定理の等しい2角を色分けした図。

  4. 4

    接線が出たら、まず接点を丸で囲み、そこから伸びる弦を確認します。図の見た目ではなく、接点・弦・見込む弧の対応で判断します。

4

内接四角形の対角を求める

四角形 ABCDABCD は円に内接しており、A=112\angle A=112^\circ です。C\angle C を求めてください。

C=\angle C=\square^\circ

5

条件を1つ変えて、前の角度関係を再利用する

前問と同じ内接四角形で、A\angle A だけを 112112^\circ から 100100^\circ に変えます。対角の和が 180180^\circ であることを再利用して、新しい C\angle C を求めてください。

C=180100\angle C=180^\circ-100^\circ

6

円の性質の振り返り

  • 円周角は、どの弧を見込んでいるかで対応を判断する

  • 円に内接する四角形では、向かい合う角の和が 180180^\circ

  • 接弦定理では、接点から伸びる接線と弦がつくる角に注目する

  • 条件が変わったら、同じ弧・同じ接点という構造が保たれているか確認する

仕上げ

確認問題

確認問題に合格するとこの単元を完了します。

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