確率と条件付き確率
条件によって分母となる集団が変わることを理解し、表や樹形図から条件付き確率を求めます。
この教材でできるようになること
同様に確からしい結果を数え、確率を求められる
「Bが起きたとき」の標本空間に絞って条件付き確率を求められる
乗法定理を使い、2つの事象が続けて起きる確率を計算できる
確率は「条件に合う結果÷すべての結果」
どの結果も同様に確からしいとき、事象 の確率は
例えば1個のさいころで偶数が出る確率は、条件に合う目が の3個、全体が6個なので です。
条件付き確率では、分母を条件に合わせる
「事象 が起きたときに事象 が起きる確率」を と書きます。すでに が起きた世界だけに絞るので、分母は です。
40人の部活動参加者 | 合格 | 不合格 | 合計 |
|---|---|---|---|
1年生 | |||
2年生 | |||
合計 |
「1年生のうち合格した人」は1年生20人を分母にするので、 です。
一方、「合格者のうち1年生」は合格者18人を分母にするので、 です。条件を逆にすると、分母が から に変わります。
取り出したものを戻さない場合
- 1
赤玉3個、青玉2個から続けて2個取り出します。1個目が赤だったとき、袋には赤2個、青2個が残ります。
- 2
2個とも赤である確率は、「1個目が赤」と「その条件で2個目も赤」をかけます。
- 3
これは乗法定理 の使い方です。取り出すたびに分母と分子が変わります。
条件に合う集団へ絞る
30人のうち電車通学は12人で、そのうち弁当を持参する人は8人です。電車通学であるとき、弁当を持参する条件付き確率を既約分数で選んでください。
条件を1つ変えて、前の共通部分を再利用する
前問では「電車通学12人のうち弁当持参8人」でした。弁当持参者が全体で10人だと分かったので、条件を逆にして「弁当持参であるとき電車通学」の確率を求めてください。両方に当てはまる8人は再利用できます。
条件付き確率のまとめ
同様に確からしいとき、確率は「条件に合う場合の数÷全体の場合の数」
では、 が起きた範囲だけを新しい全体として考える
続けて起きる確率は で求める
仕上げ
確認問題
確認問題に合格するとこの単元を完了します。