未開始約10分
欠損値と可視化の目的を確かめる
欠測とゼロを区別し、比較したい内容に合う表やグラフを選びます。
この教材でできるようになること
欠損値を実測の0と区別する
集計対象と単位をそろえる
時系列と分布でグラフを使い分ける
1
考え方と手順
データを見る前に、何を測った値か、単位、対象期間、欠損の記号を確認します。「測れなかった」と「測った結果0だった」は異なります。欠損を0で埋めると平均などが変わります。除外するときも、対象件数や除外による偏りを記録します。
時間に沿った変化には折れ線、二つの量の組には散布図、値の分布にはヒストグラムや箱ひげ図を使います。欠測期間を線で結ぶと、観測した変化と誤解されることがあるので欠測を示します。公開データでも、定義・更新日・利用条件を確かめ、比較する期間と単位をそろえましょう。
2
例題
1時間ごとの気温が順に[18,欠測,22]℃でした。欠測は観測できなかったことを表します。
問い:観測できた値の平均は何℃でしょうか? 欠測を0として計算するとどう変わるか、また、時間に沿った変化を示す図で欠測をどう扱うか説明しましょう。
3
解答と考え方
- 1
解答:観測値の平均は20℃です。欠測を0として3で割ると約13.3℃になり、実際には測っていない0℃を作ってしまいます。図では欠測箇所を空けるなどして明示します。
- 2
観測数は2。平均は(18+22)/2=20℃。
- 3
欠測を0として3で割ると13.3…℃となり、測っていない0℃を作ってしまう。
- 4
時刻を横軸にした図で欠測箇所を空け、観測されていないことを示す。
4
別の条件で試す
地域ごとの人口(人)と人口(千人)をそのまま比較してよい?
条件と処理の意味を確かめて選びましょう。
5
確認問題の前に
欠損値を実測の0と区別する
集計対象と単位をそろえる
時系列と分布でグラフを使い分ける
仕上げ
確認問題
確認問題に合格するとこの単元を完了します。