未開始9

敬語から動作主と人物関係を読む

尊敬・謙譲・丁寧の向きを整理し、省略された主語と発言者の立場を特定します。

この教材でできるようになること

  • 尊敬語が高める動作主を特定する

  • 謙譲語が敬意を向ける相手を特定する

  • 後続する発言や行動で省略主語を検証する

1

読み方の要点

尊敬語は動作主を高め、謙譲語は動作の受け手を高めます。「給ふ」があれば、その動作の主語は敬意を受ける人物です。「参る」「聞こゆ」「奉る」は、誰のもとへ行くか、誰に申し上げるか、誰へ差し上げるかを見ます。

敬語だけで候補が複数残るときは、会話の呼びかけ、直前の主語、直後に実際に行動した人物を照合します。共通テストでは、文法用語の暗記より、敬語を内容理解へ使えるかが問われます。

2

短い文章で練習する

少将、院の御前に参りて、昨日の有様を申し上げ給ふ。院、うなづきて御覧ず。

3

根拠から考える

  1. 1

    「参る」の到着先は院の御前なので、院への謙譲。

  2. 2

    「申し上ぐ」も話を受ける院への謙譲。「給ふ」は話す少将への尊敬。

  3. 3

    動作主は少将、敬意の向きは院と少将に分かれる。

4

別の文章で確かめる

姫君、御文を御覧じて、侍女に返り事を書かせ給ふ。

「御覧ず」の主語は?

文法知識を本文の文脈と結び付けて選びましょう。

最も適切な説明
5

確認問題の前に

  • 尊敬語が高める動作主を特定する

  • 謙譲語が敬意を向ける相手を特定する

  • 後続する発言や行動で省略主語を検証する

  • 選んだ後は、他の選択肢がどの語句・主語・因果とずれるかも確認する

仕上げ

確認問題

確認問題に合格するとこの単元を完了します。

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